ビットコインの大手の取引所であるマウントゴックスが破綻した事件というのは、仮想通貨の世界に大きなショックを与えましたが、これによってビットコインや仮想通貨の信用が損なわれたわけではありません。
ビットコインのことなどを知らない人からすれば、破綻の記事を目にした時にはやはり信用ならないものだったと思う人もいることでしょうが、これはビットコイン自体の問題ではなく取引所の問題であるため、ビットコインが否定されるものではないのです。
わかりやすく例えるのであれば、無許可で営業をしている銀行にお金を預けていたところ、そこが破綻をしてしまって預けていたお金が全て失われてしまったと言うようなものです。
これはあくまでもお金が悪いのではなく、銀行の問題なのですがビットコインに対する理解が少ないことによって、マウントゴックスの破綻というのはあたかも仮想通貨自体の問題だと思われてしまって信用ならないものだと思う人が多数続出したということになります。
今回のこの事件はあくまでも預け先の問題であり、ビットコインや仮想通貨自体の問題ではないのです。
仮想通貨自体にそもそも価値のあるものではない
ビットコインや仮想通貨というのは、そもそもそれ自体が価値のあるものではありません。
仮想通貨というのは単なるデータでしかなく、誰かが価値を保証してくれているものでもありません。
ビットコインに対して価値があると思っている人が多いことによって価値を持つものとなっているので、多くの人が価値が無いと思えば価値はなくなってしまいます。
これはなにもビットコインに限った話ではなく、国が発行する通貨であっても同様のことがいえ国民が自国の通貨を信用出来ないと考えれば、その価値は暴落することになります。
マウントゴックスが破綻をしてからも、ビットコインの価値が保たれているということは、この事件があくまでも取引所の問題であって、仮想通貨自体に欠陥があることによって発生した問題ではないと判断をしている人が多いからということになるのです。
信用できる取引所がないというのは大きなリスクと考えることができますが、現状ではビットコイン自体に問題があって発生をしたわけではないため、このような部分も整備をしていけばより安心して取引をすることができるものになると考えられます。